平坦性1.0クオリティ

私の主人は、道路の舗装のお仕事をしています。

ある夜主人が帰ってくるなり、興奮して話してくれました。

高速道路を超えた!
『この前の舗装工事で平坦性が0.81だったんだ!』

(平坦性とは、舗装した道路がどれくらい平らに仕上げられているかを意味します。
高速道路の平坦性は、[1.0]で道路の中では、ずば抜けて平らにつくられています)
私にはその意味が分からず 『へぇーそうなんだ。』と答えました。

反応のいまいちな私に
『過去最高の出来で嬉しくて、会社のみんなで盛り上がったんだ』と言いました。

『何が良かったからうまくいったの?』と聞くと

ただ一言、『全部だよ!!』
と主人は答えました。

なんでも夜通し工事したらしく、会社のみなさんも嬉しそうにしていました。

そこまで興奮するくらいなら一度、車で通ってみようと思い行ってみました。

場所は、市街の大通りの陸橋と交差する比較的大きな道路。

道路の境目がはっきりしているのですぐにわかります。

あ、あそこからだな。と思いその上に差しかかりました。

スケートリンクに入ったように

目的の道路に入るなり、「すーーー」っと それまで聞こえていた「ザーー」っという道路とタイヤの摩擦音が消えて、 まさに高速道路の上というか、それ以上に静かで、回りの音が良く聞こえます。

あ~なるほど!こういう道路を作りたくて、みなさんはいつもガンバっているんだ!と合点がいきました!
平坦性なんて、私の日常では関係ないと思ってましたけど、知らないところでポリシーをもってやっているんですね。
何だかとても感動しました!

道路を平らにすることに、こんなに熱くなれる仲間がいること。 それが、実際の仕事の結果に繋がっているなんて。

少しだけ主人がカッコよく見えました。

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